前回の続きから

3) 得られた沈殿物に水を加えて100 mlとし、よく攪拌して試料懸濁液にします。底にたまった砂などの粗粒堆積物が入らないように、ピペットで0.5 mlの懸濁液をカバーグラス上(18×18 mm)に塗布します。カバーグラスはホットプレート上(60–70℃)で乾燥後、マウントメディア(和光純薬)を用いてスライドグラス上に封入し、検鏡用プレパラートとします。

<写真 1> 珪藻分析用の試料懸濁液

 この中に珪藻化石が含まれています。

<写真 2> カバーグラス上に塗布した懸濁液を乾燥中

<写真 3> 珪藻分析用のプレパラートの出来上がり

4) このプレパラートを用いて、顕微鏡下に出現した珪藻化石を計数し、種を同定していきます。同定した珪藻を海水生、汽水生、淡水生にグループ分けします。どのグループの珪藻が多いかにより、堆積環境が海域、汽水域あるいは淡水域であったかがわかります。さらに、グループ内の種ごとの生態をもとにして、より詳しく堆積環境を推定することができます。

                         投稿者 kawamozuku

<写真 4> 湧別町のコアYS-1に出現した珪藻の写真(棒線は10μm)①Aulacoseira属の一種、② Epithemia adnata、③ Eunotia属の一種、

Thalassiosira lacustris、⑤ Navicula peregrina、⑥ Tryblionella granulata

Tryblionella littoralis

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