9月上旬、猿払村と浜頓別町の付近の海岸を調査しました。その際、海岸砂丘がいくつかの段丘面になっていることが判明しました。また、段丘面には寒冷地や山岳部で見られるガンコウラン等の群落があり、誠に奇妙な光景でした。オホーツク海をはじめとする海岸部では一般的には縄文海進・海退により海岸砂丘は発達していることが多いのですが、どうもそれによる影響ではなくさらに踏み込んだ調査をする必要を感じました。オホーツク海側のクッチャロ湖から浅茅野湿地、ベニヤ原生花園、浜猿払周辺の湖沼などと対するように、日本海側ではサロベツ湿原がほぼ宗谷丘陵を挟んで湿地帯を形成しています。北海道北部の宗谷丘陵の形成史(北海道の中軸帯の形成)を考えるにあたり、この両側の湿地形成史が興味ある方向性を見出す可能性があります。道北地域の湿原形成は来年度以降の調査研究のテーマとなりそうです。

浜猿払の海岸を浜頓別方向に見て 緩やかな砂丘
浜猿払方向を見て 一段高い段丘面から
さらにもう一段高い段丘面から ガンコウランの群落
ガンコウラン
ガンコウランの群落
段丘面の堆積層 腐植土やシルト層がしっかりと残されている

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